川辺川ダム計画

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

川辺川ダム計画

熊本県南部を流れる球磨川の支流、川辺川に国が九州最大級のダムを建設する計画を1966年に発表。きっかけは球磨川流域の人吉市などで63年から3年連続で起きた大水害で、下流域の洪水防止が目的だった。中心部が水没することになる五木村は猛反対したが、30年後の96年にダム本体工事に同意。その後、ダム利用の目的を広げた土地改良事業(利水事業)で農家の同意取得に不正があったと主張する住民らが2003年に福岡高裁で勝訴。ダム建設中止の機運に大きな影響を与えた。08年9月に蒲島郁夫知事が「白紙撤回」を表明、民主党政権下の09年9月に前原誠司国交相が建設中止を明言した。

(2018-09-22 朝日新聞 朝刊 宮崎全県・2地方)

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