州(す)(読み)す

日本大百科全書(ニッポニカ) 「州(す)」の意味・わかりやすい解説

州(す)

川、湖または海などの底に土砂堆積(たいせき)し、その一部が水面上に現れた地形で、泥、砂あるいは礫(れき)から成り立っている。川の中にできるものを中州あるいは流路州とよぶ。海岸の沖合いに、陸に沿って発達するものは沿岸州とよばれる。湾口を連結したり、陸地と島を連結する場合に砂州(さす)とよばれる。サンゴ礁の礁上にあるものは、おもにサンゴ破片からなる砂で構成され、州島(しゅうとう)あるいはサンゴ小島とよばれている。

[豊島吉則]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android