巡礼・順礼(読み)じゅんれい

精選版 日本国語大辞典 「巡礼・順礼」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐れい【巡礼・順礼】

〘名〙
① 諸方の神社仏閣、聖地霊場を参詣してまわること。信仰のためにいろいろな場所を巡拝すること。また、その巡拝する人。
※延暦寺文書‐延暦二三年(804)九月一二日・唐明州過書「日本国求法僧最澄往天台山巡礼金字妙法蓮華経等
※虎明本狂言・蜘蛛(室町末‐近世初)「かやうに候者は、都方より出たる順礼にて候」
※思ひ出(1911)〈北原白秋〉わが生ひたち「うらわかい町の娘の一群は笈に身を窶し、哀れな巡礼の姿となって、初めて西国三十三番の札所を旅して歩るく」
キリスト教徒イスラム教徒が、聖地パレスチナメッカ、その他の聖地、霊場などにいくことをいう。特にキリスト教文化圏では、パレスチナのほか、ローマ、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステラ、フランスのルルドなども知られる。償罪の行為として、すすめられるもの。聖地巡拝

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android