巧遅(読み)こうち

精選版 日本国語大辞典 「巧遅」の意味・読み・例文・類語

こう‐ち カウ‥【巧遅】

〘名〙 (形動) 物事をするのにたくみではあるが、できあがりが遅いこと。また、そのさま。⇔拙速(せっそく)
※丱余集(1409頃)上「不巧遅。亦非拙速」 〔晉書‐譙王承伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「巧遅」の意味・読み・例文・類語

こう‐ち〔カウ‐〕【巧遅】

出来ばえはすぐれているが、仕上がりまでの時間がかかること。⇔拙速

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「巧遅」の読み・字形・画数・意味

【巧遅】こう(かう)ち

たくみであるが、おそい。晋・張協雑詩、十首、七〕俎(そんそ)の折衝(せつしよう)す を制するは兩楹(りやうえい)に在り 巧遲はするに足らず 拙は乃ち名を垂る

字通「巧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android