巨室・鉅室(読み)きょしつ

精選版 日本国語大辞典 「巨室・鉅室」の意味・読み・例文・類語

きょ‐しつ【巨室・鉅室】

〘名〙
① 大きな家、部屋。広い家、部屋。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二「一塊の土を塗らず。積んで漸く巨室を為し、白亜を以て全面を塗る」 〔孟子‐梁恵王・下〕
勢力のある家。権門勢家
集義和書(1676頃)一二「我方より欲を損し徳をます様にし給はば、巨室必ず心服し向べし」 〔孟子‐離婁・上〕
③ 天地全体をたとえていう。世界。宇宙。〔荘子至楽

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