市川 眼玉(2代目)(読み)イチカワ ガンギョク

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「市川 眼玉(2代目)」の解説

市川 眼玉(2代目)
イチカワ ガンギョク


職業
歌舞伎俳優

別名
初名=市川 福太郎(2代目),前名=市川 市十郎(3代目)

生年月日
天保6年 8月29日

出生地
京都・上賀茂(京都府 京都市)

経歴
9代目市川団十郎に師事し、はじめ市川福太郎を名乗る。明治7年4代目市川市十郎を襲名。主に上方の舞台で活躍し、8年京都南側芝居で行われた「天満宮菜種御供」の長谷雄や「義経千本桜」の権太など三役、大阪朝日座の「玉藻前」の光秀などを演じた。また、たびたび東京に赴き、21年には息子の市川市太郎とともに東京春木座の「女仇討草履諍」に出演。43年市太郎に市十郎の名跡を譲ったのちは2代目眼玉を名乗り、関西演劇界の宿老として重きをなした。

没年月日
大正9年 2月22日 (1920年)

家族
子=市川 市十郎(4代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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