市川海老蔵(11代目)(読み)いちかわ えびぞう

知恵蔵mini 「市川海老蔵(11代目)」の解説

市川海老蔵(11代目)

歌舞伎俳優。1977年12月6日生まれ、東京都出身。父は12代目市川團十郎。83年に歌舞伎座にて「源氏物語」の春宮役で初舞台を踏む。85年に7代目市川新之助を襲名。同世代の2代目尾上辰之助(のち4代目尾上松緑)、5代目尾上菊之助とともに「平成の三之助」と呼ばれ、若手歌舞伎俳優の中心的存在として人気を博す。2000年、「勧進帳」の武蔵坊弁慶演技などにより第7回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞。03年、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の主演を務める。04年には海老蔵を襲名し、父の團十郎とともにパリの国立シャイヨー劇場でも襲名披露公演を行った。07年フランス芸術文化勲章のシュバリエ受章。20年5月には13代目市川團十郎白猿(はくえん)を襲名する。

(2020-1-9)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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