師岡 千代子(読み)モロオカ チヨコ

20世紀日本人名事典 「師岡 千代子」の解説

師岡 千代子
モロオカ チヨコ

明治期の女性 幸徳秋水の元妻。



生年
明治8年4月26日(1875年)

没年
昭和35(1960)年2月26日

出生地
東京

出身地
愛媛県宇和島

経歴
宇和島藩士で国学者・師岡正胤の娘。中江兆民門人・井上音信の仲介で明治32年幸徳秋水と結婚。長く秋水の郷里、土佐中村に放置されたが、夫のスキャンダルを知って上京、42年協議離婚した。しかし翌年大逆事件が起こったため、捕えられた秋水のため差入れなどに奔走した。著書に「夫幸徳秋水の思ひ出」「風々雨々」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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