常磐津文字太夫(4世)(読み)ときわずもじたゆう[よんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「常磐津文字太夫(4世)」の意味・わかりやすい解説

常磐津文字太夫(4世)
ときわずもじたゆう[よんせい]

[生]文化1(1804)
[没]文久2(1862)
常磐津節家元。3世常磐津文字太夫の養子。1世文字太夫の孫にあたる市川男女蔵実子。前名3世小文字太夫。天保8 (1837) 年に4世文字太夫となった。嘉永3 (50) 年豊後大掾を受領万延1 (60) 年立三味線岸沢古式部側と不和になり,岸沢派脱退独立した。のち隠居して松寿斎文中と名のった。

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世界大百科事典(旧版)内の常磐津文字太夫(4世)の言及

【三世相錦繡文章】より

…1857年(安政4)7月江戸中村座初演。常磐津豊後大掾(4世常磐津文字太夫),常磐津小文字太夫,三味線4世岸沢古式部(5世岸沢式佐),6世岸沢式佐らの全段出語り。配役はお園を2世片岡我当,福島屋清兵衛を市川猿三郎,梶野長庵を関歌助,福清女房おかぢを5世嵐小六,六三郎を2世沢村訥升ほか。…

※「常磐津文字太夫(4世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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