ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「常磐津文字太夫(4世)」の意味・わかりやすい解説
常磐津文字太夫(4世)
ときわずもじたゆう[よんせい]
[没]文久2(1862)
常磐津節の家元。3世常磐津文字太夫の養子。1世文字太夫の孫にあたる市川男女蔵の実子。前名3世小文字太夫。天保8 (1837) 年に4世文字太夫となった。嘉永3 (50) 年豊後大掾を受領。万延1 (60) 年立三味線岸沢古式部側と不和になり,岸沢派が脱退独立した。のち隠居して松寿斎文中と名のった。
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