平岡通義(読み)ひらおか みちよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平岡通義」の解説

平岡通義 ひらおか-みちよし

1831-1917 明治時代官僚,建築家
天保(てんぽう)2年8月15日生まれ。もと長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩士。維新後,工部省にはいり建築を担当,営繕局長となる。のち宮内省営繕御用掛として皇居の建築に従事した。辰野金吾,片山東熊(とうくま)らをそだてた。大正6年4月2日死去。87歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「平岡通義」の解説

平岡通義

没年:大正6.4.2(1917)
生年:天保2.8.15(1831.9.20)
明治期の建築家。長州(萩)藩士として生まれる。明治7(1874)年,工部省営繕課,製作頭,10年営繕局の設置に伴い局長,15年工部省と宮内省との共同で皇居造営事業が始まるや,その監事となるなど,工部省関係の建築技術者として重用された。

(村上陽一郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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