平 豊彦(読み)タイラ トヨヒコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「平 豊彦」の解説

平 豊彦
タイラ トヨヒコ


職業
薩摩琵琶奏者

生年月日
明治3年

出身地
鹿児島県

経歴
鹿児島藩士の子で、幼少から家伝の薩摩琵琶独習。明治28年台湾征討の時、伊藤海軍大将の招きで軍艦松島」に同乗、琵琶を演奏士気を鼓舞した。その後台北県知事秘書官、島津家山林掛を務めた。35年上京、東京音楽学校、東京税務署に就職したが、病気辞職、東京薩摩琵琶研究会を設立し、門弟育成に努めた。

受賞
勲八等瑞宝章

没年月日
明治41年 12月12日 (1908年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「平 豊彦」の解説

平 豊彦
タイラ トヨヒコ

明治期の薩摩琵琶奏者



生年
明治3年(1870年)

没年
明治41(1908)年12月12日

出身地
鹿児島県

主な受賞名〔年〕
勲八等瑞宝章

経歴
鹿児島藩士の子で、幼少から家伝の薩摩琵琶を独習。明治28年台湾征討の時、伊藤海軍大将の招きで軍艦「松島」に同乗、琵琶を演奏、士気を鼓舞した。その後台北県知事秘書官、島津家山林掛を務めた。35年上京、東京音楽学校、東京税務署に就職したが、病気で辞職、東京薩摩琵琶研究会を設立し、門弟育成に努めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android