年歴・年暦(読み)ねんれき

精選版 日本国語大辞典 「年歴・年暦」の意味・読み・例文・類語

ねん‐れき【年歴・年暦】

〘名〙
長年来歴経歴。また、経過年数。
※本朝文粋(1060頃)六・為小野道風申山城守近江権介状〈菅原文時〉「自当寮頭、登四品之栄爵者、不年暦、預一国之烹鮮焉」
※正法眼蔵(1231‐53)行持上「人事たえて見聞せず、年暦おほよそおぼえず」
人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初「いはんや年暦(ネンレキ)を算ふれば、三国の間六十年、西晉東晉の代十五主にして百五十六年」
② (年暦) 年々の歴史を記載したもの。年代記
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六「又道中記、年暦及び廉価の書の図画を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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