幸地 亀千代(読み)コウチ カメチヨ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「幸地 亀千代」の解説

幸地 亀千代
コウチ カメチヨ


職業
歌三線演奏者(野村流)

生年月日
明治36年 3月4日

出生地
沖縄・北谷村

経歴
16歳の頃勢理客宗徳から野村流の手ほどきを受け、瑞慶覧朝蒲・伊差川世瑞・高安朝常らに師事して琉球音楽を学ぶ。昭和24年7月師範免許を受け、野村流音楽協会の再建に尽力し副会長に就任。30年ハワイ支部・北米支部から招聘を受け音楽指導に出向。38年6月池宮喜輝の後を受けて野村流音楽協会の6代目会長に就任。41年琉球古典音楽連盟が結成され副会長に就任する。伊差川・世礼の「声楽譜付工工四」の扱いを実技をもって示し後進を指導。野村流の普及発展と音楽協会の地歩を固めるのに大きく貢献した。堂々たる体躯美声に恵まれ高音にすぐれていた。

没年月日
昭和44年 9月25日 (1969年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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