広島県三次市(読み)みよし〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔広島県〕三次〈市〉(みよし〈し〉)


広島県北部の市。
三次盆地に位置し、北西部は島根県と接する。同県北部の行政・経済の中心。2004年(平成16)4月、旧・三好市と甲奴(こうぬ)郡の甲奴町、双三(ふたみ)郡の君田村、同布野村、同作木村、同吉舎町、同三良坂町、同三和町が合併して現在の姿となる。この合併により、双三郡消滅。市の中心部は江戸時代初期、広島藩支藩の城下町となり発展。また江(ごう)の川の舟運交通の河港町としても栄えた。古くは出雲街道の要地で、現在も山陰・山陽を結ぶ鉄道・道路交通の要衝。中国自動車道開通後は輸送用機器・電機・機械などの工場が進出。稲作では特に酒米の生産で知られ、ブドウ・リンゴ・ナシや花卉(かき)の栽培が盛ん。山間地では林業も盛んで、養鶏・酪農にも力を入れる。三良坂町ではニシキゴイの養殖が行われる。郷土玩具の三次人形、竹工芸品やワインが特産品。夏に馬洗川で行われる鵜飼い、秋から春にかけて発生する霧の海が名高い。国指定史跡の浄楽寺・七ツ塚古墳群の付近一帯は県立みよし風土記の丘として整備され、旧真野家(しんのけ)住宅(国の重要文化財)も移築されている。2月の出雲大社備後(いずもたいしゃびんご)分院の節分祭には、毎年多くの参拝者が集まる。アメリカ元大統領のジミー・カーターとの交流をきっかけに設立されたジミー・カーター シビックセンターがある。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

未必の故意

犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意[補説]作品名別項。→未必の故意...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

広島県三次市の関連情報