広島県広島市(読み)ひろしま〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔広島県〕広島〈市〉(ひろしま〈し〉)


広島県南西部の市。
太田川下流域の広島平野を占め、広島湾湾奥に位置する。県庁所在地で、県および中国地方の行政・産業・文化の中心。JR山陽新幹線、中国自動車道などが通じ、特定重要港湾の広島港がある。1889年(明治22)市制。1980年(昭和55)に政令指定都市。2005年(平成17)4月、佐伯郡湯来町と合併して現在の姿となる。中・東・南・西・安佐南(あさみなみ)・安佐北・安芸(あき)・佐伯(さえき)の8行政区がある。安土桃山時代に毛利輝元(もうりてるもと)が広島城を築城、その後福島氏・浅野氏の城下町として繁栄。日清戦争時には大陸への前進基地として大本営がおかれ、一大軍事・軍需工業都市に発展。1945年(昭和20)8月6日、世界初の原子爆弾が投下され、市街は壊滅し20万人余の死者を出した。戦後は平和都市へと再生。三菱(みつびし)重工業・マツダの自動車工場を中心に関連工場や流通施設が集まり、臨海工業地帯を形成。広島湾内ではカキ・ノリ養殖が行われる。行政機能に加えて卸売・小売業も集積する中国地方有数の商業都市。
恒久平和を祈願して造成された平和記念公園(国指定名勝)には広島平和記念資料館・原爆死没者慰霊碑などがある。原爆ドームは被災の実情を伝える代表的な遺構で、ユネスコの世界遺産に登録されている。市街中心部に広島城跡(国指定史跡)や浅野氏別邸庭園の縮景(しゅっけい)園(国指定名勝)がある。西部には国民保養温泉地に指定されている古湯の湯来温泉・湯の山温泉がある。
安芸区
安佐北区
安佐南区
佐伯区
中区
西区
東区
南区

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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