広田 重道(読み)ヒロタ シゲミチ

20世紀日本人名事典 「広田 重道」の解説

広田 重道
ヒロタ シゲミチ

昭和期の平和運動家 第五福竜丸平和協会専務理事;第五福竜丸展示館館長



生年
明治40(1907)年4月29日

没年
昭和57(1982)年4月27日

出生地
東京

学歴〔年〕
上智大学〔昭和4年〕中退

経歴
原水禁運動の草分け的存在。戦前から反戦運動を行い日本反帝同盟初代書記長を務める。戦後は「関東平和問題懇談会」をつくり活動。ビキニの水爆実験の後に起きた原水爆禁止運動に積極的に取り組んだ。また第五福竜丸の保存に全力を尽くし、昭和48年(財)第五福竜丸平和協会創立とともに専務理事。51年東京・夢の島に完成した第五福竜丸展示記念館の館長を務めた。著書に「誰が水爆被害の第1号か」「平野義太郎評伝」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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