庄原[市](読み)しょうばら

百科事典マイペディアの解説

庄原[市]【しょうばら】

広島県北部の市。1954年市制中国山地の一部を占め,江の川(ごうのがわ)の支流西城(さいじょう)川の流域に低地がある。中心集落は西城川の河岸段丘上にあり,市場町として発達,隣接する三次市とともに備後(びんご)地方北部の中心都市で,芸備線,中国自動車道,松江自動車道,国道183号線が通じる交通要地。また北部の備後落合から木次線が分岐。農村都市の色彩が濃く,良米を産し古くから酒造が盛んであるが,近年は交通網の整備に伴う工場進出で金属,電気機械工業などが工業の中心をなす。北部の勝光山で蝋石を産出。鶏卵,乳用牛の粗生産額は県第1位。広島県立大学があり,国営備北丘陵公園が1995年4月に開園した。上野公園は桜の名所。北部の道後山比婆(ひば)山一帯は,比婆道後帝釈(ひばどうごたいしゃく)国定公園に含まれる。2005年3月甲奴郡総領町,比婆郡西城町,東城町,口和町,高野町,比和町を編入。1246.49km2。4万244人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうばら【庄原[市]】

広島県北部の市。1954年庄原市町と高(たか),本田,敷信(しのお),山内(やまのうち)東,山内西,山内北の6村が合体,市制。人口2万2377(1995)。江の川支流西城川の中流にあり,西隣の三次(みよし)市とともに中国地方内陸盆地に立地する。周辺は古代からの砂鉄産地で,市内の古墳は1000をこえる。中世には地毗(じび)荘,泉田荘などの荘園が成立,近世初頭から現市街地が市場町として成長した。市とはいえ,米作畜産,野菜栽培が基幹産業で,第1次産業の比重が高い。

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