床下・牀下(読み)しょうか

精選版 日本国語大辞典 「床下・牀下」の意味・読み・例文・類語

しょう‐か シャウ‥【床下・牀下】

〘名〙
ゆかの下。ゆかの近く。縁の近辺
※続日本紀‐神護景雲三年(769)九月己丑「天皇召清麻呂於床下
読本唐錦(1780)三「牀下(シャウカ)(〈注〉ユカノシタ)庭前にいたるまで、おびただしく財宝を蔵しをき」
ねどこの下。ねどこの近く。また、ねどこ。
太平記(14C後)二七「感君一日思我百年魂病坐床下披書拭涙痕と一首の小詩に九回の思を尽して奉る」 〔詩経‐豳風・七月〕
手紙で相手を敬って、あて名に添えて書く語。
※燈前夜話(15C後)下「我と平交なるものには足下とも床下ともかくぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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