店・見世(読み)みせ

精選版 日本国語大辞典 「店・見世」の意味・読み・例文・類語

みせ【店・見世】

〘名〙
① (「みせだな」の略) 商品を並べておき、客の目につくようにした所。商品を並べて売る所。また、商売、サービスのため客に対応する場所。商店。たな。〔名語記(1275)〕
日葡辞書(1603‐04)「Mixeuo(ミセヲ)ダス
② 江戸時代、遊郭で、遊女が遊客を誘う座敷。道路に面し格子構えをしている。また、そこに遊女が居並んで遊客を待つこと。張見世
浮世草子・好色盛衰記(1688)一「三味線引の女郎迄、すだれをあげて見せは桟敷のごとし」
※浮世草子・好色一代女(1686)二「新町にうられて二年も見せを勤めしうちに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android