(読み)かのえ

精選版 日本国語大辞典 「庚」の意味・読み・例文・類語

か‐の‐え【庚】

〘名〙 (「金(かね)の兄(え)」の意) 十干の第七番目。五行説(ごぎょうせつ)によって庚、辛に五行の金を配したもの。
曾丹集(11C初か)「かのえ。いくよしもあらじとおもふよのなかのえしもこころにかなはぬぞうき」

こう カウ【庚】

〘名〙
① 十干(じっかん)の第七番目。方位では西、五行では金、四季では秋に配する。かのえ。〔史記抄(1477)〕〔爾雅‐釈天〕
② よわい。年齢。〔癸辛雑識‐続集上〕

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デジタル大辞泉 「庚」の意味・読み・例文・類語

こう【庚】[漢字項目]

人名用漢字] [音]コウカウ)(漢) [訓]かのえ
十干の第七。かのえ。「庚申
年齢。「同庚
難読長庚ゆうつづ

か‐の‐え【×庚】

《「かね」の意》十干の7番目。こう。

こう〔カウ〕【×庚】

十干の第七。かのえ。

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占い用語集 「庚」の解説

十干の一つ。五行の金行のうち、陽の金をあらわす。自然界では、荒々しい鉱石金属原石に例えられる。固く荒々しい攻撃的な性質がある。

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