コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

座禅(坐禅) ざぜん

1件 の用語解説(座禅(坐禅)の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ざぜん【座禅(坐禅)】

仏教の修行法の一つ。座って禅を修すこと。禅は精神統一を意味する,サンスクリットディヤーナ,もしくはパーリ語のジュハーナの音訳で,人々の日常生活の姿勢を,行・住・坐・臥の四つに分けるうち,禅の実践には,坐の姿勢がもっとも適当であるため,特に座禅の名称が起こる。座禅の仕方は,《リグ・ベーダ》の時代からほぼ一定していて,両脚を組んで座り,その上に両手を揃えておく結跏趺坐(けつかふざ)を基本とし,中国と日本では,いくつかの坐禅儀にその方法を詳説するが,後代はしだいに身体の姿勢よりも,精神的な心構えを重視するようになり,禅を必ずしも坐に限らず行住坐臥,語黙動静のすべてをその姿とするに至った。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の座禅(坐禅)の言及

【静坐】より

…ある一定時間,精神を統一して端坐することをいうが,《吾輩は猫である》に〈儒家にも静坐の工夫と云ふのがある相(そう)だ〉と見えるように,中国宋代に興った新しい儒学(道学)では心の修養法として重視された。道学者によれば,心は静(未発(みはつ))と動(已発(いはつ))の間を揺れ動くが,めまぐるしい現実に対処して心の主体性を喪失しないためには,心の静時におけるその本性の涵養が必須であるとされる。このように現実の動の場を射程に入れたところに,禅家のいう坐禅と決定的な相違がある。…

【禅】より

…仏教の修行法の一つ。瞑想,または座禅のこと。原語dhyānaは,静かに考える意で,その俗語形jhānaが西北インドでjhānと発音されていたのを,中国の漢字で禅と表記したもの。…

【禅定】より

…大乗仏教の修行法である六波羅蜜の第五にあたり,修行法の中心といえ,また三学(さんがく)(戒・定・慧)の一つである。そして,身体を安静に保つ姿勢として座法が一般に用いられるので座禅(ざぜん)ともいわれる。しかし禅定は座禅のみでなく,仏教以外では,いわゆるヨーガとしてさまざまな姿勢が用いられている。…

【中国思想】より

…これらの新道教に共通する特徴は,旧道教の練丹や不老長生を説かず,庶民の生活に密接した実践道徳に中心をおいたことにある。同時に上層の知識階級への配慮も見られ,特に全真教では禅宗の教義を大幅に取り入れ,見性のための打座すなわち座禅の必要を強調する。また三教一致の説を唱え,儒仏道の三教は鼎(かなえ)の3本足の関係にあるとし,信者に《般若心経》《老子道徳経》《清静経》《孝経》を読むことを勧めた。…

※「座禅(坐禅)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

座禅(坐禅)の関連キーワード禅宗武者修行観念修行行法極果三密行法修す修行者禅堂座禅

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone