世界大百科事典 第2版の解説
ざぜん【座禅(坐禅)】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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…ある一定時間,精神を統一して端坐することをいうが,《吾輩は猫である》に〈儒家にも静坐の工夫と云ふのがある相(そう)だ〉と見えるように,中国宋代に興った新しい儒学(道学)では心の修養法として重視された。道学者によれば,心は静(未発(みはつ))と動(已発(いはつ))の間を揺れ動くが,めまぐるしい現実に対処して心の主体性を喪失しないためには,心の静時におけるその本性の涵養が必須であるとされる。このように現実の動の場を射程に入れたところに,禅家のいう坐禅と決定的な相違がある。…
…仏教の修行法の一つ。瞑想,または座禅のこと。原語dhyānaは,静かに考える意で,その俗語形jhānaが西北インドでjhānと発音されていたのを,中国の漢字で禅と表記したもの。…
…大乗仏教の修行法である六波羅蜜の第五にあたり,修行法の中心といえ,また三学(さんがく)(戒・定・慧)の一つである。そして,身体を安静に保つ姿勢として座法が一般に用いられるので座禅(ざぜん)ともいわれる。しかし禅定は座禅のみでなく,仏教以外では,いわゆるヨーガとしてさまざまな姿勢が用いられている。…
…これらの新道教に共通する特徴は,旧道教の練丹や不老長生を説かず,庶民の生活に密接した実践道徳に中心をおいたことにある。同時に上層の知識階級への配慮も見られ,特に全真教では禅宗の教義を大幅に取り入れ,見性のための打座すなわち座禅の必要を強調する。また三教一致の説を唱え,儒仏道の三教は鼎(かなえ)の3本足の関係にあるとし,信者に《般若心経》《老子道徳経》《清静経》《孝経》を読むことを勧めた。…
※「座禅(坐禅)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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