デジタル大辞泉
「康和」の意味・読み・例文・類語
こうわ〔カウワ〕【康和】
平安後期、堀河天皇の時の年号。1099年8月28日~1104年2月10日。
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こう‐わ カウ‥【康和】
[1] 〘名〙 静かでおだやかなこと。
※伝教大師消息(824‐831頃)「法明道安穏。道体康和」
[2]
平安時代、堀河天皇の代の年号。
承徳三年(
一〇九九)八月二八日、
地震、
疾疫により
改元。康和六年(
一一〇四)二月、
長治(ちょうじ)と改元された。
出典は「崔寔政論」の「四海康和、天下周楽」による。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
こうわ【康和】
日本の元号(年号)。平安時代の1099年から1104年まで、堀河(ほりかわ)天皇の代の元号。前元号は承徳(じょうとく)。次元号は長治(ちょうじ)。1099年(承徳3)8月28日改元。地震と疾病流行の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『崔寔政論(さいしょくせいろん)』『周易(しゅうえき)』を出典とする命名。この頃、白河(しらかわ)上皇による院政が行われていた。1099年(康和1)、白河上皇は宣旨を下して荘園の新設を停止させた(康和の荘園停止令)。
出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報