引出・抽出・抽斗(読み)ひきだし

精選版 日本国語大辞典 「引出・抽出・抽斗」の意味・読み・例文・類語

ひき‐だし【引出・抽出・抽斗】

〘名〙
① 引いて出すこと。
② 机、箪笥(たんす)などに取りつけて手前抜き差しのできるように作った箱。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
※浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)下「重ね箪笥の引出しの一重足らぬ如くにて」
預金貯金などを預け先から出すこと。
※銀行小言(1885)〈富田鉄之助〉下「上海引出しの為替手形を〈略〉販売したる時は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android