引縛(読み)ひっちばる

精選版 日本国語大辞典 「引縛」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐ちば・る【引縛】

〘他ラ五(四)〙 (「ひきしばる(引縛)」の変化した語) 強くしばる。
雑兵物語(1683頃)下「手負が有べい時は、〈略〉帯にてひっちばりせおって」

ひっ‐しば・る【引縛】

〘他ラ五(四)〙 「ひきしばる(引縛)」の変化した語。
※足利本人天眼目抄(1471‐73)下「黄竜は学者をひっしばって三関に趁い入て置たぞ」

ひき‐しば・る【引縛】

〘他ラ四〙 ぎゅっとしばる。ゆわえる。
愚管抄(1220)五「ひきしばりて部屋押籠てけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android