日本大百科全書(ニッポニカ) 「弥山(奈良県)」の意味・わかりやすい解説 弥山(奈良県)みせん 奈良県中央部、吉野郡天川(てんかわ)村と上北山(かみきたやま)村の境界にある山。標高1895メートル。大峰(おおみね)山脈の中央部にあり、古くより山上(さんじょう)ヶ岳から前鬼(ぜんき)に至る奥馳道(おくがけみち)にあたり、南西に八剣山(はっけんざん)、明星(みょうじょう)ヶ岳が続く。山頂付近は深い針葉樹林に覆われた平坦(へいたん)地で、弥山神社と弥山小屋がある。南東端の国見八方睨(くにみはっぽうにらみ)の展望は雄大である。[菊地一郎][参照項目] | 大峰山 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例