弥山(広島県)(読み)みせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「弥山(広島県)」の意味・わかりやすい解説

弥山(広島県)
みせん

広島県南西部にある厳島(いつくしま)の最高峰(530メートル)。モミツガなどの樹林に覆われ、原始林は国指定天然記念物。また、厳島神社とともに世界文化遺産に登録されている。古くから山岳宗教の地で、山頂付近には大日堂、三鬼(さんき)堂、御山(みやま)神社、求聞持(ぐもんじ)堂などの建物がある。紅葉(もみじ)谷、大元(おおもと)公園からの登山道のほか、紅葉谷から獅子(しし)岩までロープウェーが通じている。山頂には展望台があり眺望がよい。

[北川建次]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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