精選版 日本国語大辞典 「張扇・貼扇」の意味・読み・例文・類語
はり‐おうぎ ‥あふぎ【張扇・貼扇】
〘名〙
① 骨に紙を張った扇。現在ふつうに用いられているもの。
※視聴草(1830)六「夏の扇とは、橋に紙を張りたる扇也。是れは張扇・摺扇と云ふ」
※歌舞伎・因幡小僧雨夜噺(1887)二幕「こりゃ民とやら、面を上げい。ト張扇の入りし合方になり」
④ 外側を紙で張り包んだ扇。講談師などが、机をたたいて調子を取るのに用いる。
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