強気・豪気(読み)ごうぎ

精選版 日本国語大辞典 「強気・豪気」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ぎ ガウ‥【強気・豪気】

〘形動〙
我意を押し通すさま。気の強いさま。剛情
三国伝記(1407‐46頃か)九「其(その)(ころ)黄祖と云ふ強儀の人有り」
② 程度のはなはだしいさま。威勢のよいさま。
※談義本・根無草(1763‐69)後「素(ずだい)気の短い旦那殿、がふぎに亡命(かけおち)されるとは」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「ごうぎと男湯が騒々しいぜ」
③ 特に、たいそう具合のよいさま。すばらしいさま。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「『おれが助言して、勝べいに書(かか)せたあ』『そいつは強気(ガウギ)だの』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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