強請・虎落(読み)もがる

精選版 日本国語大辞典 「強請・虎落」の意味・読み・例文・類語

もが・る【強請・虎落】

[1] 〘他ラ四〙
異議を申し立てる。抗議する。さからう。反抗する。
大和(947‐957頃)御巫本附載「男、うちつけながら、いとたつ事をもがりければ」
② 言いがかりをつけて金品をねだる。ゆする。〔評判記色道大鏡(1678)〕
[2] 〘自ラ四〙 苦しみなやむ。また、気をもむ。〔日葡辞書(1603‐04)〕

もがり【強請・虎落】

〘名〙 (動詞「もがる(強請)」の連用形名詞化) 言いがかりをつけて金品を無理におどし取ろうとすること。また、その人。ゆすり。かたり。〔評判記・色道大鏡(1678)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android