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当てる・中てる・充てる・宛てる あてる

大辞林 第三版の解説

あてる【当てる・中てる・充てる・宛てる】

( 動下一 ) [文] タ下二 あ・つ
物を移動させて、他の物に勢いよく触れるようにする。ぶつける。 《当》 「ボールを打者の頭に-・ててしまう」 「馬に鞭むちを-・てる」
めざした地点に物を届かせる。命中させる。 《当・中》 「矢を的に-・てる」
光・雨・風などの作用を受けさせる。 《当》 「鉢植えの花は時々日光に-・てなさい」 「風に-・てて乾かす」
物や体の一部を他の物に接触・密着させる。あてがう。 《当》 「手を額に-・てて熱をみる」 「座布団を-・てて下さい」
くじ引きなどで、賞を得る。 《当・中》 「宝くじで一等を-・てる」 「福引きでテレビを-・てた」
経験や勘によって、予測・推測を的中させる。 「どっちが重いか-・ててごらん」 「競馬で大穴を-・てた」
(他の動詞の連用形の下に付いて)求めていた物を得る。 《当》 「金鉱石を掘り-・てる」 「友人の家を探し-・てる」
(事業・興行・商売・企画が成功して)大いに利益を得る。 《当》 「一山-・てる」 「株で-・てて大もうけをする」
何人かの中で、ある特定の人を指名して課題を与える。 《当》 「講読の時間では毎回学生に-・てて訳させる」 「先生に-・てられたが答えられなかった」
ある物をある方向に振り向ける。
ある物をある用途に振り向ける。充当する。 《充》 「店の二階を住居に-・てる」 「ボーナスをローンの返済に-・てる」
手紙や荷物の行き先をある人・土地とする。 《宛》 「先生に-・てた手紙」 「大阪支店に-・てられた書類」
対応させる。 「仮名に漢字を-・てる」
あてがう。 「食物など-・てて哀あはれめば/今昔 15」 〔「当たる」に対する他動詞〕 → あてられる
[慣用] 光を- ・一山- ・山を- / 毒気どつけに当てられる ・目も当てられない
[表記] あてる(当・中・充・宛)
「当てる」は“ぶつける。触れさせる。命中させる”の意。「ボールを壁に当てる」「布団を日光に当てる」「矢を的に当てる(この場合「中てる」とも書く)」  「充てる」は“ふりむける。充当する”の意。「貯金を建築費に充てる」「後任には課長補佐を充てる」  「宛てる」は“届け先(宛て先)とする”の意。「先生に宛てた手紙」

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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