彫・雕・鐫(読み)える

精選版 日本国語大辞典 「彫・雕・鐫」の意味・読み・例文・類語

え・る ゑる【彫・雕・鐫】

〘他ラ四〙
① 彫刻する。刻む。彫りつける。
霊異記(810‐824)序「能巧の雕(ヱ)れる所に、浅工力を加ふ〈興福寺本訓釈 雕 恵礼流〉」
② 所々を刻んで、金銀珠玉などをはめ込む。ちりばめる。
源氏(1001‐14頃)梅枝紺瑠璃には五葉の枝、白きには梅をゑりて」
③ 穴をあける。くりぬく。
※大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点(850頃)「舟を刳(ヱリ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android