徒人・歩人(読み)かちびと

精選版 日本国語大辞典 「徒人・歩人」の意味・読み・例文・類語

かち‐びと【徒人・歩人】

〘名〙 (「かちひと」とも)
① 馬や車に乗らないで足で行く人。徒歩で行く人。また、路を行く人。
書紀(720)天武元年六月甲申(北野本訓)「仍りて皆米を棄てて、〈略〉歩者(カチヒト)を乗らしむ」
② (騎馬で戦う人に対して) 徒歩で戦う人。
※書紀(720)天武一三年閏四月丙戌(北野本訓)「其れ馬有らむ者をば騎士(むまのりひと)とせよ。馬無からむ者をば歩卒(カチヒト)とせよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android