御上様・御内儀様(読み)おかみさん

精選版 日本国語大辞典 「御上様・御内儀様」の意味・読み・例文・類語

おかみ‐さん【御上様・御内儀様】

〘名〙 (「おかみさま」の変化した語)
公家夫人を敬って呼ぶ語。公家が用いた。
他人の妻を敬って呼ぶ語。江戸時代町家で普通用いたが、現在ではやや卑俗ないい方。
咄本・富来話有智(1774)昼ね「やうやうめをさまして、となりへゆき、もしおかみさん。今は朝だか晩だか」
他家の年老いた妻。
随筆浪花の風(1856)「老女の様になりて五六十に及ぶ老婆を呼て、おかみさんと唱ればなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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