御前山(読み)ごぜんやま

日本歴史地名大系 「御前山」の解説

御前山
ごぜんやま

萩原町の東、小坂おさか町との境界をなす阿寺あでら山地にある。標高一六四六・四メートル。頂上から東の御嶽おんたけ山、西の白山をはじめ、北アルプス・中央アルプスの山々が見渡せる。しかし麓の人里から頂上はほとんど見えない隠れ山である。山岳信仰の山であり、頂上部には巨石群がみられ、小社が祀ってある。かつては御前観音があり、本尊十一面観音は高さ約一尺の鋳仏という(飛州志)。岐阜城の鬼門除けとして織田信長により勧請されたなどと伝える(益田郡誌)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「御前山」の意味・わかりやすい解説

御前山
ごぜんやま

茨城県北西部,常陸大宮市南西部の旧村域。那珂川中流域に位置し,西は栃木県に接する。 1955年伊勢畑村と野口村合体して御前山村成立。 1956年長倉村と合体。 2004年山方町,美和村,緒川村とともに大宮町に編入され,名称変更および市制施行により常陸大宮市となった。景勝地御前山は新緑紅葉の美で知られ,常陸嵐山とも呼ばれる。相川温泉があり,御前山県立自然公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「御前山」の意味・わかりやすい解説

御前山 (ごぜんやま)

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