御嚊・御嬶・御母(読み)おかか

精選版 日本国語大辞典 「御嚊・御嬶・御母」の意味・読み・例文・類語

お‐かか【御嚊・御嬶・御母】

〘名〙 (「お」は接頭語)
自分の妻、または他家の主婦の称。
河内鑑名所記(1679)五「年よれど忘りゃいたさぬ恋よとて人目忍びのおかか成けり」
子供母親を呼ぶのにいう語。
※「槌ツア」と「九郎治ツァン」は喧嘩して私は用語について煩悶すること(1938頃)〈井伏鱒二〉「小作人うちの子供たちは『オトッツア』『オカカ』と言ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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