御屋形・御館(読み)おやかた

精選版 日本国語大辞典 「御屋形・御館」の意味・読み・例文・類語

お‐やかた【御屋形・御館】

〘名〙 (「お」は接頭語)
① 高貴な人の邸宅。奉公先の屋敷
※百巻本東大寺文書‐天慶三年(940)三月一三日・美作真生等治田売券案「右件治田、故父広並存生之時、坪付進上於帥御館」
② ①に住む主人をいう尊敬語大名殿様など。
仮名草子浮世物語(1665頃)五「その家の小者、わが主君のあしき事を語り出さんと思ひて、これの御屋形(オヤカタ)程なは何処(どこ)にもあるまい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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