御田・屯田(読み)みた

精選版 日本国語大辞典 「御田・屯田」の意味・読み・例文・類語

み‐た【御田・屯田】

〘名〙 (「み」は接頭語)
① 神社が所有している田。神領の田。神田
※御巫本日本紀私記(1428)神代上「為御田時〈美太止之太万不止支(ミタとしたまふとき)〉」
② 令制以前、大王地位に付属する供御料田。とんでん。
書紀(720)仁徳即位前(前田本訓)「是の時に額田(ぬかたの)大中彦皇子(みこ)将に倭の屯田(ミタ)屯倉(みやけ)とを掌むとして」
官司所属の直営田。令制の官田。
※書紀(720)大化二年三月(北野本訓)「官司の屯田(ミタ)、及び吉備嶋の皇祖母の処々の貸(いら)しの稲を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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