御目通(読み)おめどおり

精選版 日本国語大辞典 「御目通」の意味・読み・例文・類語

お‐めどおり ‥めどほり【御目通】

〘名〙 (「お」は接頭語)
貴人主君などの目のまえ。主君の面前
浮世草子武家義理物語(1688)三「鑓(やり)一筋(すぢ)ひっさげて、天晴(あっぱれ)御馬のさきに立。御目(メトヲ)りにて、高名感状(かんてう)取べき」
② 貴人、主君などの目の前へ出て会うこと。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二二「御病室なぞへお目通(メドホ)りの相叶ふものではござらぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android