御覧じゃる(読み)ごろうじゃる

精選版 日本国語大辞典 「御覧じゃる」の意味・読み・例文・類語

ごろう‐じゃ・る ゴラウ‥【御覧じゃる】

〘他ラ四〙 (「ごろうず」に「ある」の付いた「ごろうじある」の変化した語) ごらんになる。多く女性が用いる。ごろじゃる。
浄瑠璃一谷嫩軍記(1751)一「お姫様、御らうじゃれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「御覧じゃる」の意味・読み・例文・類語

ごろんじゃ・る【御覧じゃる】

[動ラ四]《「ごらんじある」の音変化》「見る」の尊敬語。ご覧になる。
「この様子を―・ってくだされい」〈狂言記茶壺
[動ラ下二]《「ごらんぜらる」の音変化》に同じ。
「これ―・れませい、鬼の抜殻でござる」〈狂言記・抜殻

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