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復刻(覆刻) ふっこく

世界大百科事典 第2版の解説

ふっこく【復刻(覆刻)】

すでに印刷用原版が失われている出版物を再刊するとき,印刷方式をはじめ文字,組体裁,装丁,紙質などすべてにわたって原本の姿を忠実に再現して作製することをいう。木版印刷の場合は,原本の刷本を版下として用いて復刻用の板木を彫り,再刊する方法がとられたが,これを〈かぶせぼり〉とも称する。近年は木版や活版による原本でも,オフセット印刷によって精巧な復が行われるが,厳密な意味では復刻とはいいがたい。いずれにしても復刻は,原本のもつ資料的価値,希覯(きこう)性にもとづいて行われる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報