徳をもって怨みを報ず(読み)とくをもってうらみをほうず

精選版 日本国語大辞典 「徳をもって怨みを報ず」の意味・読み・例文・類語

とく【徳】 を もって怨(うら)みを報(ほう)

(「論語‐憲問」の「或曰、以徳報怨、何如、子曰、何以報徳、以直報怨、以徳報徳」、「老子‐六三」の「大小多少、報怨以徳」による) 怨恨ある者を憎まず、かえって恩恵善意で報いる。
太平記(14C後)一〇「三軍をば帥を奪ふ可しとは、彼をぞ云べき。以徳報(トクヲもっテウラミヲホウス)とは是をぞ申べき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android