心清(読み)こころきよし

精選版 日本国語大辞典 「心清」の意味・読み・例文・類語

こころ‐きよ・し【心清】

〘形ク〙
邪念がない。潔白である。さわやかな心境である。
源氏(1001‐14頃)夕顔「今なむ阿彌陀仏御光も、心きよく待たれ侍るべき」
読本春雨物語(1808)樊噲上「権現のたましひ命也、心きよくして、今一たび詣でん」
② 水などが澄んでいる。
※栄花(1028‐92頃)うたがひ「河も水澄みて心きよく浮べて参ると見ゆ」
こころきよ‐げ
〘形動〙
こころきよ‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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