心長・心永(読み)こころながい

精選版 日本国語大辞典 「心長・心永」の意味・読み・例文・類語

こころ‐なが・い【心長・心永】

〘形口〙 こころなが・し 〘形ク〙
① 心のあり方をいつまでも変えないで持続している。気が長い。悠長である。
落窪(10C後)四「文はたびたびやらねど、心ながきたぐひなんある」
② 同じ気持を持続できる状態が保証されている。諸事に煩わされない。安心している。
※延慶本平家(1309‐10)一末「御命計は申し請けて候ふ、御心長思し召し候へ」
こころなが‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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