志賀(町)(読み)しか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「志賀(町)」の意味・わかりやすい解説

志賀(町)
しか

石川県北部、羽咋郡(はくいぐん)にある町。1954年(昭和29)志加浦(しかうら)、堀松(ほりまつ)、加茂(かも)、土田(つちだ)、上熊野(かみくまの)の5村が合併して町制施行。1970年高浜(たかはま)町と合併。2005年(平成17)羽咋郡富来町(とぎまち)と合併。能登(のと)半島基部の丘陵地に位置し日本海に面する。国道249号、のと里山海道が通じる。貝塚古墳に富み、近世には製塩海運が盛んで晒(さらし)を特産した。高浜地区は近世初期に若狭(わかさ)の漁民が移住して開いた地である。米作のほかタバコ、スイカ、ころ柿(がき)を産し、瓦(かわら)、繊維工業が発達し、町の中央部に能登中核工業団地がある。海水浴場が多い。北陸電力志賀原子力発電所が1993年(平成5)に営業運転を開始した。面積246.76平方キロメートル、人口1万8630(2020)。

[矢ヶ崎孝雄]

『『志賀町史』全5巻(1974~1980・志賀町)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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