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思う・想う・念う・憶う・懐う おもう

大辞林 第三版の解説

おもう【思う・想う・念う・憶う・懐う】

( 動五[四] )
物事に対してある感情や意識をもつ。
心に浮かべる。また、想像する。 「 - ・ったままを書く」 「 - ・っていた通りの人」 「春を-・わせるような日」
希望する。願う。 「ヨーロッパへ行きたいと-・っている」
恋い慕って、頭に思い浮かべる。 「私の彼女を-・う気持ちに偽りはない」 「私のことを-・ってくれる人」
心配して、頭に思い浮かべる。思いやる。 「子を-・う親の心」 「災害に遭った人のことを-・えば私など幸運なほうだ」
思い起こす。回想する。 「異郷で故国を-・う」 「亡き母を-・う」
(「~と思う」の形で文の述語につけて用いられる)~が現在における話し手の個人的な判断や推量であることを示す。~だろう。 「あしたは晴れると-・う」 「親は知らないだろうと-・う」
(感情の内容を表す形容詞・形容動詞の連用形を伴い、「~を…に思う」のような形で用いる)~に対して、それが…であるという感情や評価をもつ。~が…であると感ずる。 「母をなくした子をあわれに-・う」 「仲のよい二人をうらやましく-・う」
(判断の内容を表す名詞を伴い、「~を…と思う」の形で用いる)~に対して、それが…であるという判断をもつ。~が…であると断定する。 「二人を同一人と-・っていた」 「いずれの方法も最善とは-・えない」
(「~と思うと」「~と思ったら」などの形で)二つのことがらが相次いで起こること、または二つのことがらが一緒に起こることを表す。~するとすぐ。~すると同時に。 「彼は、来たと-・ったらもう帰ってしまった」 「こちらで本を読んでいるやつがいるかと-・うと、あちらでテレビを見ているやつがいる」
(「思うに」、「思えば」などの形で副詞的に用いて)話し手の個人的な判断や推量であることを示す。けだし。恐らく。確かに。 「今にして-・うに、…」 「 - ・えばずいぶん長い旅であった」
そういう顔つきをする。気持ちを顔に表す。 「いみじくなげかしげに-・ひたり/竹取」
気が合う。 「 - ・ふどち飲みての後は散りぬともよし/万葉集 1656」 〔 (1) 「念う」 「憶う」 「懐う」などとも書く。 (2) 動詞の「思う」はどちらかといえば直感的・情緒的な感情や想像の活動をいう。これに対し「考える」は理性的・論理的に思考したり判断したりする場合にいう〕
[可能] おもえる
[慣用] どうかと- / 屁とも思わない ・我と思わん者

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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