思切て(読み)おもいきって

精選版 日本国語大辞典 「思切て」の意味・読み・例文・類語

おもいきっ‐て おもひきっ‥【思切て】

〘副〙 (動詞「おもいきる(思切)」の連用形に、助詞「て」が付いて一語化したもの)
① かたく心を決めて。不安や恐れや恥ずかしさなどを押えて、大胆に。
※虎明本狂言・杭か人か(室町末‐近世初)「ぜひに及ばぬ、思ひきってことばをかけう」
② 非常に。極端に。
解剖室(1907)〈三島霜川〉「思切って背が低い、其の癖馬鹿に幅のある体で」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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