精選版 日本国語大辞典 「思召入」の意味・読み・例文・類語
おぼしめし‐いれ【思召入】
〘名〙 (「おもいいれ(思入)(一)」の尊敬語)
② あれこれと物事について考えを巡らされること。御思案。御つもり。
※浮世草子・世間胸算用(1692)二「爰(ここ)が大事のせんさく両方のおぼしめし入とくと承はり人々の心得のためとぞ聞ける」
おぼしめし‐い・る【思召入】
[1] 〘自ラ四〙 (「おもいいる(思入)(一)」の尊敬語) 心に深くお思いになる。一途に思いつめられる。
※夜の寝覚(1045‐68頃)四「世にありとだにきこえ奉らんは、はづかしかべいわざかなとおぼしめしいりたりしほどにしも」
[2] 〘他ラ下二〙 (「おもいいれる(思入)」の尊敬語) 心に深くお入れになる。深く思いをおかけになる。
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