精選版 日本国語大辞典 「思慰」の意味・読み・例文・類語
おぼし‐なぐさ・む【思慰】
[2] 〘他マ下二〙 (「おもいなぐさむ(思慰)(二)」の尊敬語) いやな気持をやわらげなさる。自分のお心をはらされる。
※落窪(10C後)一「わが君、心強くおぼしなぐさめよ」
おもい‐なぐさ・む おもひ‥【思慰】
[1] 〘自マ四〙 いやな気持が消えて心が晴れやかになる。気が晴れる。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「いまはおもひなぐさみ給へるめり」
[2] 〘他マ下二〙 いやな気持をやわらげる。自分の心を晴らす。
※平中(965頃)三五「さりければ『かう心憂きこと』と、思ひなぐさめがてら、『心もやらむ』と思ひて」
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