怠慢(読み)タイマン

デジタル大辞泉 「怠慢」の意味・読み・例文・類語

たい‐まん【怠慢】

[名・形動]当然しなければならないことをしないこと。なまけて、おろそかにすること。また、そのさま。「怠慢な行政」「職務怠慢
[類語]怠惰横着無精懈怠懶惰怠ける怠るサボるずるけるだらける手を抜く手抜き骨惜しみ無為拱手きょうしゅ便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらだらだらちゃらんぽらんルーズぶらぶらごろごろちんたら無気力のほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落のろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジーイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる面倒臭い世話煩雑面倒厄介手数てかず手数てすう複雑煩瑣はんさ難しいうるさい煩わしいややこしいやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い難儀煩多錯雑錯綜さくそうしち難しい入り組む込み入る手が込む気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る大儀飽き飽き世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡ごたごたもつれる入り乱れる紛糾ごっちゃ乱雑雑然

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精選版 日本国語大辞典 「怠慢」の意味・読み・例文・類語

たい‐まん【怠慢】

〘名〙 (形動) なまけて、仕事やつとめをおろそかにすること。おこたること。なおざりにすること。また、そのさま。
続日本紀‐和銅四年(711)七月甲戌「良由諸司怠慢不上レ恪勤
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉下「此怠慢(タイマン)の罪をあなたの前に謝したいと思ひます」 〔春秋左伝‐僖公三一年〕

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普及版 字通 「怠慢」の読み・字形・画数・意味

【怠慢】たいまん

怠りなおざりにする。〔顔氏家訓教子子の嚴は、以て狎(な)るべからず。骨の愛は、以てにすべからず。なれば則ち孝接せず、狎るれば則ち怠慢生ず。

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