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怪しい・妖しい・賤しい あやしい

大辞林 第三版の解説

あやしい【怪しい・妖しい・賤しい】

( 形 ) [文] シク あや・し
十分に納得のいかないようす。
普通と違っていて変だ。
異様だ。不審だ。 「挙動の-・い男」
不安定だ。 「酔って手元が-・い」
不正解だ。 「片言の-・い日本語」
正体がわからなくて気味が悪い。 「 - ・い人影」 「 - ・い物音」
(「妖しい」とも書く)神秘的な力がある。不可思議だ。 「 - ・い魔力」 「目が-・く輝く」
後ろ暗いところがありそうだ。疑わしい。 「刑事が-・いとにらんだ男」
確実かどうか、はっきりしない。信用ができない。 「公約が実行されるかどうかきわめて-・い」
ただならぬ様子だ。悪くなりそうな状況だ。望ましくない結果になりそうだ。 「雲行きが-・い」 「中東情勢が-・い」
(男女間に)秘密の関係があるらしい。 「あのふたりは、どうも-・い」
普通でない。珍しい。 「 - ・しくおもしろき所々/伊勢 81
とがめられるべきだ。けしからぬ。 「ここかしこの道に-・しきわざをしつつ/源氏 桐壺
(「賤しい」と書く)
粗末だ。見苦しい。 「ちごは、-・しき弓・しもとだちたるものなどささげて遊びたる、いとよし/枕草子 59
身分が低い。いやしい。 「あてなるも-・しきも/竹取」 〔感動詞「あや」の形容詞化。本来は、異様な物事や正体のわからないものに対する驚異・畏敬の気持ちを表したが、転じて
の普通でないの意ともなった。また、もともと善悪にかかわらず用いられたが、身分の高い人は、異様なもの、正体不明のものに対して否定的感情を持ったところから、
のようなマイナスの意が生じた。近世以降は、物事を否定的に予想する
の意でも用いられた〕
[派生] -が・る ( 動五[四] ) -げ ( 形動 ) -さ ( 名 )

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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